【JREポイント】タッチでGo新幹線と新幹線eチケットどっちがおトク?

JREポイント・鉄道系

東日本エリアの新幹線を利用する際に、切符を購入や受け取らずにICカードだけで乗れるサービスがあります。年々利用者は増えているようですが、よく似た2つのサービスが混在しています。
またJREポイントを貯めている人には、ポイントがよく貯まるサービスだと紹介されていますが、実は同じ料金でも利用方法によってポイントの貯まり方が大きく違うことがあります。
今回はそんなポイントの貯まり方の違いを、料金やサービスの比較をしながら紹介していきます。

新幹線の乗り方の基礎

まずはじめに、新幹線に乗る際の基本から紹介してきます。

切符を買う

一番、オーソドックスな方法で、切符を購入する方法です。
SuicaをはじめとしたICカードの普及で、切符を購入する人はかなり減り、いまではインバウンドの旅行客が購入しているケー スを除いて、ICカードへのチャージ以外で券売機を使うことはかなり減ったかと思います。

そんな切符の買い方は、新幹線に乗るときは少しイメージが違います。
新幹線に乗るには、乗車券と特急券の2枚を購入する必要があります。
新幹線の乗り場脇にある券売機で、例えば東京~仙台と購入すると、指定席か自由席かは選ぶかと思いますが、どちらにしても2つを同時に購入することになります。

乗車券とは、東京から仙台までを在来線か、新幹線か、どちらを利用しても最低限かかる料金です。
一方特急券は、新幹線が出来た当初、在来線(普通電車や快速電車など)を利用するよりも「目的地に大幅に早く到着できる」という理由から、「いで早くく」列車に乗る料金を払うルールが設定されました。「いで早くく」から「特別急行」料金を略され「特急」料金と今では呼ばれています。

東京~仙台の場合、乗車券は6,050円、特急券は「やまびこ」が4,840円、より速い「はやぶさ」が320円高い5,160円です。「はやぶさ」を利用する場合、6,050円と5,160円を合計した11,210円が新幹線を利用する場合の料金になります。

と、ここまでルールを説明してきましたが、かなりややこしいですよね…
ほかにも切符で購入した場合、特定都区市内エリアが料金そのまま利用できたり、といろいろルールがあるのですが、今回は省略します。

乗車券と、新幹線用の特急券の例です。
この場合は2枚を1つの組み合わせとして同時に利用します。

新幹線eチケット

ややこしさを解消したサービスが、えきねっとで購入してICカードに紐づけて乗れるサービス「新幹線eチケット」です。
インターネットの予約サービス「えきねっと」から予約し、当日はICカードをタッチするだけで乗車可能です。
使用できるICカードはJR東日本のSuicaやモバイルSuica、関東の私鉄で購入できるPASMO、その他交通系ICカードと呼ばれる相互利用可能なICカードが利用できます。

料金は、切符を利用する場合よりも200円安い、料金が設定されています。

「新幹線eチケット」で領収書が必要な場合

えきねっとでの予約になるため、領収書が必要な場合は「えきねっと」からPDFでダウンロードして発行するようになります。駅の改札や窓口、券売機では領収書を発行してくれないうえ、断られるので注意が必要です。ただえきねっとの会員登録をしておけば、過去の履歴からも領収書の発行ができるので、便利な一面もあります。

えきねっとへログイン後、マイページ→申込履歴の「申込中の旅程」もしくは「乗車/取消済の旅程」のどちらかを選び、期間を選択して一覧から選ぶと「ご利用票兼領収書を発行する」から選択できます。

「新幹線eチケット」の【JREポイント】の貯まり方

新幹線eチケットでJREポイントを貯めるには2つの方法があります。
①えきねっとの利用で貯める
②えきねっとの支払で貯める(ビューカードを利用する)

「①えきねっとの利用で貯める」には、えきねっとにJREポイントを紐づけすることで、貯めることが出来ます。「JREポイントステージ」を上げたい方には、ここが非常に重要になります。

「②えきねっとの支払で貯める(ビューカードを利用する)」には、えきねっとで新幹線の料金を支払う際に、ビューカードを利用して支払する必要があります。
他のクレジットカードで支払いした場合には、そのクレジットカード発行会社のポイントなり優遇サービスが適用されるため、JREポイント加算の対象外になります。
また「JREポイントステージ」を上げたい方には、えきねっとで支払いした場合の料金のポイントは加算対象外となります。

タッチでGo新幹線

「新幹線eチケット」は、事前に予約してICカードで乗車するサービスですが、事前に購入する必要が無く、ICカードのチャージ残高で乗車するサービスが、「タッチでGo新幹線」です。予約は不要ですが、利用前に一度だけ券売機などで画面上で「初回登録」同意を行う必要があります。

基本的にチャージされた残高で乗車するので、事前に予約する必要がない一方、自由席の利用に限定され、指定席の利用には使用できません。
また自由席利用が前提のため、東京~長野や東京~福島程度の利用が想定され、東京~盛岡など長距離を利用する際は、座席の確保が出来ないため利用しずらいサービスです。

「タッチでGo新幹線」で領収書が必要な場合

結構、いろんなサイトを見たのですが、「タッチでGo新幹線」で領収書を受け取ることが出来ないと書かれているページが多いですが、実は領収書を発行してもらう方法があります。
それは、新幹線を降りた駅の改札口で、「いま乗ったタッチでGo新幹線の領収証をください」と伝えるだけで大丈夫です。
実はSuicaやPASMOなどのICカードで電車に乗った場合の150円程度の料金でも、降りた駅の改札で「いま乗った分の領収証をください」と改札口で申し出れば、基本的にどこの会社でも領収証を出してくれます。

「タッチでGo新幹線」は、乗った時点では降りる駅が確定していないため、料金が決まっていませんが、降りた時点で料金徴収が終わっているので、この時点で「領収証をください」と改札口で申し出れば領収書を発行してもらえます。

実はこの手法で私は何度も発行してもらっているので間違いないです。
ただややこしいのが、「タッチでGo新幹線」で新幹線に乗る人が少数派で、「新幹線eチケット」で乗る人が大多数ななかで駅では領収書をルール上発行できないため、「ICの領収証をください」とか言うと駅員が勘違いして発行してくれないケースがあるというのが実際にありました。
その場合は、「タッチでGo新幹線の領収証をください」と言い直せば基本的に発行してくれます。

新幹線利用のものではありませんが、降りた駅で申告すれば上記のように領収証を発行してもらえます。

「タッチでGo新幹線」の【JREポイント】の貯まり方

タッチでGo新幹線」でのJREポイントの貯まり方は、チャージの仕方と、ICカード種類によって異なります。
①モバイルSuicaを利用
②カードタイプのSuicaを利用
③PASMOなどのSuicaを利用

「①モバイルSuicaを利用」した場合、50円利用ごとに1ポイントが貯まります。
事前にモバイルSuicaのICカード番号をJREポイントに登録しておく必要がありますが、かなりポイントが貯まるので便利です。50円で1ポイント貯まったポイントは、JREポイントステージの鉄道カテゴリの判定対象になります。

「②カードタイプのSuicaを利用」した場合、200円利用ごとに1ポイントが貯まります。
モバイルSuicaと比べて4分の1に減ってしまうので、ちょっとそんな気がしますよね…
事前にSuicaのICカード番号をJREポイントに登録しておく必要があるので要注意です。200円で1ポイント貯まったポイントは、JREポイントステージの鉄道カテゴリの判定対象になります。

「③PASMOなどのSuicaを利用」した場合、JREポイントの加算対象外になります。
貯まるのは、モバイルSuicaか、カードタイプのSuicaなので、JREポイントを貯めたいのでしたらどちらかに変更しましょう。

①、②の場合、チャージがビューカードの場合、さらに、1000円チャージごとに15ポイントのビューカード利用のJREポイントも貯まります。ただこちらは、JREポイントステージの「その他カテゴリ」の対象になります。

モバイルSuicaが便利(JREポイントを多く貯めるなら)

前項の「タッチでGo新幹線」のJREポイントの貯まり方でも触れましたが、JREポイントを貯めるなら、モバイルSuicaの利用が断然得です。
えきねっとで購入した、「新幹線eチケット」を利用する際は乗車ポイントの加算対象外になりますが、山手線などの電車に乗っても、「タッチでGo新幹線」で新幹線に乗っても、カード型のSuicaでは200円で1ポイント(0.5%)、モバイルSuicaでは50円で1ポイント(2.0%)で加算されるので、より多く貯めたい方には、モバイルSuicaが断然便利です。

支払方法は、ビューカードが便利(JREポイントを多く貯めるなら)

Suicaへのチャージや、えきねっとでの購入どちらに対しても、JREポイントを多く貯めるのなら、ビューカードの利用が断然おすすめです。
ビューカードゴールドを除く、「ビューカードスタンダード」や「ルミネカード」、利用で年会費が0円になる「ビックカメラSuicaカード」などは、えきねっとでのきっぷの予約決済で1000円ごとに30ポイント(3%)が貯まり、モバイルSuicaへのチャージやオートチャージで、1000円ごとに15ポイント(1.5%)が貯まります。
一方、ビューカードゴールドは、えきねっとでのきっぷの予約決済で1000円ごとに80ポイント(8%)が貯まり、他のカードと同様にモバイルSuicaへのチャージやオートチャージで、1000円ごとに15ポイント(1.5%)が貯まります。モバイルSuicaにチャージして買い物するだけで実質1.5%も貯まるので普段の買い物に使うだけでも高還元が狙えます。特にビックカメラやヨドバシカメラなどの店舗で別途ポイントカードのポイントもSuica支払をすれば貯めることが出来るので高還元と言えると思います。

条件別のポイント数

支払方法とカードの種類

支払方法ですが、JREポイントを貯める上でほぼ必須と言える、ビューカード系のカードを利用した前提として計算します。それ以外のカードを利用する場合は、それぞれカード発行元によって特典がかなり異なるので、ここでは省略します。

ビューカードの種類と、Suicaの種類によって、金額が変わるため、A1、A2、B1、B2の4種類にそれぞれ示します。
(A)は、ビューカード一般系
  (ビューカードゴールドを除くカード。主なものはビューカードスタンダードやルミネカードなど)
(B)は、ビューカードゴールドを利用した場合、
(1)は、モバイルSuicaを利用した場合、
(2)は、カードタイプのSuicaを利用した場合、として説明します。

上記を踏まえて下記の4種類にまとめます。
(A1)ビューカード一般系でモバイルSuica
(A2)ビューカード一般系でカード型のSuica
(B1)ビューカードゴールドでモバイルSuica
(B2)ビューカードゴールドでカード型のSuica

区間別のポイント

それでは本題の各区間の料金と加算ポイント数を示します。
なお下記に示す料金はすべて2025年7月時点での料金です。

東京~宇都宮(やまびこ・なすのを利用した場合)

※いずれも通常期の金額①指定席eチケット
4,820円
②自由席eチケット
4,490円
③自由席タッチでGo
4,490円
(A1)ビューカード一般系でモバイルSuicaえきねっと 96pt★
VIEW 3% 120pt
合計   216pt
VIEW 3% 120ptチャージ5千円分 100pt
Suica利用 89pt★
合計  189pt
(A2)ビューカード一般系でカード型のSuicaえきねっと 96pt★
VIEW 3% 120pt
合計   216pt
VIEW 3% 120ptチャージ5千円分 100pt
Suica利用 22pt★
合計  122pt
(B1)ビューカードゴールドでモバイルSuicaえきねっと 96pt★
VIEW 8% 320pt
合計   416pt
VIEW 8% 320ptチャージ5千円分 25pt
Suica利用 89pt★
合計  114pt
(B2)ビューカードゴールドでカード型のSuicaえきねっと 96pt★
VIEW 8% 320pt
合計   416pt
VIEW 8% 320ptチャージ5千円分 25pt
Suica利用 22pt★
合計  47pt

東京~宇都宮は50分ほどで着いてしまうので、を指定席で利用する方は多くないかもしれませんが、一番ポイントの貯まるビューカードゴールドで指定席を利用した場合、8%弱程度が貯められます。
一方、自由席は、「新幹線eチケット」と「タッチでGo新幹線」とで料金が同じながら、最低47ポイント~最高320ポイントまで大きく開きがあり、利用環境によって貯まるポイントに差があります。
ビューカードの一般系を利用する場合は、タッチでGo新幹線がより多くポイント貯められます。
一方、ビューカードゴールドを利用する場合は、新幹線eチケットのほうが多くポイントが貯められます。

ただJREポイントステージの鉄道カテゴリを上げたい場合は、★のポイントのみが対象なため、ビューカードゴールドを持っていても、全体としてポイント数の低い「タッチでGo新幹線」を利用した方がポイント数を稼げます。(ややこしい・・・)

東京~郡山駅(やまびこ・なすのを利用した場合)

次に、東京~郡山駅の料金です。なお実は東京~長野も同額なので、北陸新幹線で長野へ行かれる方はこちらも参考にしてください。

※いずれも通常期の金額①指定席eチケット
8,140円
②自由席eチケット
7,810円
③自由席タッチでGo
7,810円
(A1)ビューカード一般系でモバイルSuicaえきねっと 162pt★
VIEW 3% 240pt
合計   402pt
VIEW 3% 240ptチャージ8千円分 120pt
Suica利用 156pt★
合計  276pt
(A2)ビューカード一般系でカード型のSuicaえきねっと 162pt★
VIEW 3% 240pt
合計   402pt
VIEW 3% 240ptチャージ8千円分 120pt
Suica利用 39pt★
合計  159pt
(B1)ビューカードゴールドでモバイルSuicaえきねっと 162pt★
VIEW 8% 640pt
合計   802pt
VIEW 8% 640ptチャージ8千円分 120pt
Suica利用 156pt★
合計  276pt
(B2)ビューカードゴールドでカード型のSuicaえきねっと 162pt★
VIEW 8% 640pt
合計   802pt
VIEW 8% 640ptチャージ8千円分 120pt
Suica利用 39pt★
合計  159pt

東京~郡山は、自由席利用と指定席利用が拮抗する程度の区間と思われます。
自由席は宇都宮までが混みますし、1時間半程度かかるので東京駅発車時点で座席を確保できないときは指定席を使う方も多いかもしれません。

東京~仙台駅(はやぶさ・やまびこ)

東京~仙台は、大宮からノンストップで仙台まで1時間半程度で到着する「はやぶさ」や「こまち」と、停車駅が多く2時間程度かかる「やまびこ」の2種類があります。
「はやぶさ」や「こまち」には、自由席が無く、指定席しか無く、タッチでGo新幹線が利用できません。
一方、「やまびこ」には、自由席も指定席も設定がされているので、タッチでGo新幹線が利用できます。

※いずれも通常期の金額①はやぶさ
指定席eチケット
11,210円
②やまびこ
指定席eチケット
10,560円
③やまびこ
自由席eチケット
10,560円
④やまびこ
自由席タッチでGo
10,560円
(A1)ビューカード一般系でモバイルSuicaえきねっと 224pt★
VIEW 3% 330pt
合計   554pt
えきねっと 217pt★
VIEW 3% 300pt
合計   517pt
VIEW 3% 300ptチャージ1.1万円分 165pt
Suica利用 211pt★
合計  376pt
(A2)ビューカード一般系でカード型のSuicaえきねっと 224pt★
VIEW 3% 330pt
合計   554pt
えきねっと 217pt★
VIEW 3% 300pt
合計   517pt
VIEW 3% 300ptチャージ1.1万円分 165pt
Suica利用 52pt★
合計  217pt
(B1)ビューカードゴールドでモバイルSuicaえきねっと 224pt★
VIEW 3% 880pt
合計   1,104pt
えきねっと 217pt★
VIEW 8% 800pt
合計   1017pt
VIEW 8% 800ptチチャージ1.1万円分 165pt
Suica利用 211pt★
合計  376pt
(B2)ビューカードゴールドでカード型のSuicaえきねっと 224pt★
VIEW 3% 880pt
合計   1,104pt
えきねっと 217pt★
VIEW 8% 800pt
合計   1017pt
VIEW 8% 800ptチャージ1.1万円分 165pt
Suica利用 52pt★
合計  217pt

「はやぶさ」と「やまびこ」では、指定席料金が320円の差があり、ポイント数も若干異なります。
加算条件や還元率は他の区間と同じなので、ご自身の持つクレジットカードの種類と、Suicaの種類によってどちらが得か確認し、検討ください。

【番外編】東京~新大阪駅(のぞみを利用した場合)

JR東日本の路線ではありませんが、東海道新幹線で東京~新大阪を利用し場合の例も計算してみました。
東海道新幹線の場合、スマートEXやエクスプレス予約などもあるため、さらに条件が多岐にわたるため、今回はスマートEXと、えきねっとを利用した場合の比較です。

※いずれも通常期の金額①指定席えきねっと
14,720円
(乗車券+特急券をえきねっと購入)
②指定席スマートEX
14,520円
※支払をビューカード利用
③自由席えきねっと
13,870円
(乗車券+特急券をえきねっと購入
④自由席スマートEX
13,870円(IC乗車)
※支払をビューカード利用
(A)ビューカード一般系えきねっと 29pt
(指定特急券のみ対象)
VIEW 3% 420pt
合計   402pt
VIEW 0.5% 70pt
(千円未満切捨て)
えきねっと(自由席対象外)
VIEW 3% 390pt
合計  390pt
VIEW 0.5% 65pt
(千円未満切捨て)
(B)ビューカードゴールドえきねっと 29pt
(指定特急券のみ対象)
VIEW 8% 1120pt
合計   1149pt
VIEW 0.5% 70pt
(千円未満切捨て)
えきねっと(自由席対象外)
VIEW 8% 1,040pt
合計  1,040pt
VIEW 0.5% 65pt
(千円未満切捨て)

東海道新幹線では、Suicaの乗車ポイント加算対象外のため、カード型SuicaとモバイルSuicaの違いが無いため、ここではビューカード一般系と、ビューカードゴールドの2つの比較、さらに自由席と指定席の2つの比較としました。

結果としては、ビューカードゴールドで指定席を利用した場合は1,149ポイントが貯められ、スマートEXと比較して200円割高になっても高還元になり、ビューカード一般系でも402ポイントが貯められるので、こちらでもまだえきねっと利用が高還元になります。

一方、ビューカードゴールで自由席を利用した場合も1,040ポイントが貯められ、スマートEXとは料金に差がないため、えきねっとで予約して切符を受け取る方が多くポイントを貯められます。ただし切符の受取があることが最大のネックになります。

さらに、えきねっとで予約して東海道新幹線を利用する場合、帰りの新大阪駅での切符の受取場所が限られるほか、新大阪駅以外から乗車した場合、受取が難しくなったり、在来線料金を含めると高くなってしまう場合があるので諸条件によって変わることをご容赦ください。

【番外編その2】東京~新大阪駅(エクスプレス予約を併用した場合)

番外編では、ビューカードを「えきねっと」もしくは「スマートEX」で利用した場合を比較しました。
さらに番外編として、より高頻度で東海道新幹線を利用する方向けのエクスプレス予約を併用した場合を検証します。別途年会費1,100円を支払う必要がありますが、1回あたり指定席を500円程度安く購入でき、大幅割引サービスもあるためメリットが多いサービスです。通常は専用のクレジットカードを作成するか、提携するクレジットカード会社の有料特約サービスに加入する必要があります。ですが実は、モバイルSuica利用者に限って、「ビュー・エクスプレス特約」というビューカードで支払可能なサービスが利用可能です。このサービスの特徴は割引の紙の特急券をビューカードで購入できること、シートマップ上で予約でき、発車前で切符受け取り前であれば何度でも変更可能なことです。えきねっとで東海道新幹線を利用する際は1度しか変更が出来ないため(えきねっと特典を利用できないため)、あまりメリットが多くなく、スマートEXでは東京~新大阪で200円の割引しかされないため、東京~新大阪で490円の割引が得られる「エクスプレス予約」への加入は年間に何度も新幹線を利用する方にはメリットが大きいサービスです。

実は、以前新横浜~東京を多頻度で利用する機会が多かったために、この「エクスプレス予約」の「ビュー・エクスプレス特約」に加入していた時期がありました。
予約変更を何度も行うメリットを得るために、乗車券はえきねっと、特急券はエクスプレス予約で、それぞれ購入する必要があるため、手間がかかるのがデメリットですが、東海道新幹線を何度も安く利用して、ポイントを多く得たい方にはおすすめな方法です。

※いずれも通常期の金額①指定席えきねっと
14,720円
(乗車券+特急券をえきねっと購入)
②指定席スマートEX
14,520円
※支払をビューカード利用
③指定席e特急券(エクスプレス予約)
14,230円
・8,910円 乗車券はえきねっとで購入
・5,320円 特急券は
エクスプレス予約で購入
※モバイルSuicaを利用し、ビュー・エクスプレス特約で契約する場合のみ対応可能
メリット・デメリット乗車前に切符の受取が必要
列車の変更は1度のみ可能
年会費などは不要(ビューカードを除く)
乗車前に切符は受取不要
列車の変更が何度でも可能
年会費などは不要(ビューカードを除く)
乗車前に切符の受取が必要
列車の変更が何度でも可能
別途年会費1,100円が必要
(A)ビューカード一般系えきねっと 29pt
(指定特急券のみ対象)
VIEW 3% 420pt
合計   402pt
VIEW 0.5% 70pt
(千円未満切捨て)
えきねっと(乗車券対象外)
VIEW 3% 240pt(8,910円分)
VIEW 0.5% 25pt(5,320円分)
(千円未満切捨て)
合計  265pt
(B)ビューカードゴールドえきねっと 29pt
(指定特急券のみ対象)
VIEW 8% 1120pt
合計   1149pt
VIEW 0.5% 70pt
(千円未満切捨て)
えきねっと(乗車券対象外)
VIEW 8% 640pt(8,910円分)
VIEW 0.5% 25pt(5,320円分)
(千円未満切捨て)
合計  665pt

えきねっと、スマートEX、エクスプレス予約で、最大490円の料金差があり、スマートEXはその中間でありながら、得られるポイント数は少ないです。

なおスマートEXを利用するメリットとして、えきねっとのような切符の受取が不要なことや、えきねっとの操作画面よりわかりやすいこと、前日や、3日前まで利用可能な割引商品があることなども大きなメリットです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
それぞれの決済方法や利用方法で大きく貯まるポイントが異なるのがお判りいただけましたでしょうか。
ビューカード一般系でカード型Suicaを利用した場合は「新幹線eチケット」が多くポイントが貯めら、
ビューカード一般系でモバイルSuicaの利用の場合は「タッチでGo新幹線」が多くポイントが貯めら、
ビューカードゴールドを利用した場合は「新幹線eチケット」が多くポイントが貯められます。
ただし、JREポイントステージを貯める場合は状況による、という形になります。

また、タッチでGo新幹線で領収書を発行してもらう方法があるということも、理解いただけたかと思います。ご自身のSuicaや、ビューカード、JREポイントステージの状況に合わせて利用をご検討いただく際に活用いただければありがたいです。

どうぞお得に楽しいご旅行をお楽しみください♪

10年前に筆者が撮影

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