はじめまして、「まー」と申します。
JR東日本の共通ポイント「JREポイント」に、2023年10月からスタートした「JRE POINTステージ」。各ステージでは日々の買い物の割引やクーポン、ポイントアップなどがあったり、最高ステージのプレミアムでは2期以上でホテルレストランのランチが招待されたりと、関東や東北・信州などのJR東日本圏内で生活している人にとってはうれしいサービスが準備されています。
長年、生活圏に複数のルミネがあり、JRの利用は主にルミネカードをメインクレジットカードとして利用してきましたが、このJRE POINTステージにおいては、ルミネカードがむしろ損する?場面があることが判明しました。実は…というようで、あまり紹介されているサイトが無かったので、ご紹介します。
ビューカード保有者で、JRE POINTステージを上げるには、お買いものカテゴリを上げるのが難しい
JRE POINTステージには、「鉄道カテゴリ」「お買いものカテゴリ」「その他カテゴリ」でそれぞれ300ポイントや1000ポイントを集めると、「ステージ3」や「プレミアム」の特典を獲得することができます。
周りでJRE POINTを集めてる人や、ネットに掲載されている人を見ると、通勤定期券や出張、旅行などで「鉄道カテゴリ」のポイントはそれなりに貯まっている人が多く、当然その決済はビューカードを利用しているので「その他カテゴリ」も貯まっており、最後に「お買いものカテゴリ」を貯めるのが難しいという人が多いようです。
JRE POINTステージのお買いものカテゴリを貯めるには、駅ビルや駅ナカの利用や、JREMALLの利用がメインの利用になります。JREMALLだと通販やふるさと納税がメインなので、どちらかというとNEWDAYSや駅ビルなどの駅ナカの店舗を利用する方が多い人もいると思います。それなのに首都圏JRの主要駅、新宿、池袋、有楽町、横浜など大きな駅に隣接しているルミネで、そこで発行されるルミネカードで駅ビルで買い物をすると「お買いものカテゴリ」の対象外になるというのはかなり意外です。
本当にお買いものステージに対象にならないのか検証してみた
JREポイントステージの加算条件は?
まず、JRE POINTの「よくいただくご質問」には、下記のような記述があります。
ルミネ・ニュウマン各店でのポイントの貯め方は2通りです。
・JRE POINTに登録したSuicaでお買いものいただくと、200円(税込)で1ポイントが貯まります。
・ビューカード(ルミネカードを除く)やJRE POINTアプリまたはLINEマイカードのバーコード提示でJRE POINTが貯まり、カード種類ごとのお取扱いは下記の通りです。
https://faq.jrepoint.jp/faq/show/916?site_domain=default
2行目を要約すると、「ビューカード(ルミネカードを除く)でJRE POINTが貯まり」と書かれているので、ルミネカードではJRE POINTが貯まらないことが書かれています。
さらに、ルミネのホームページにも下記のような表があり、ここにも「提示付与」や「決済時付与」の欄の記載が「-」ハイフン表示になっていて、貯まらないことが示されています。
ルミネのJRE POINTページの「ルミネカード以外でポイントは貯まりますか?」の項の表(図)を引用
【ルミネカードの提示でポイントは貯まりますか?】
ルミネカードの提示ではポイントは貯まりません。
ルミネカードでお支払いいただくと、ご請求確定時に1,000円(税込)ごとに5ポイントが貯まります。
※ルミネ・ニュウマン・ネット通販「アイルミネ」でのご利用の場合、JRE POINTはご利用明細書のご請求額に対し付与されます。なお、ルミネカードでのお支払い時には、ビューカード(ルミネカードを除く)、JRE POINTアプリ、LINEマイカードのバーコードの提示でのポイントは貯まりません。
JRE POINTが貯まる・使える| LUMINEルミネ・ニュウマンでのお買いものに、ルミネカードを含むビューカード提示で、JRE POINTを1ポイント=1円(相当)で使えます。たくさん貯まったポイントは、ルミネ商品券にも交換できます。
確かにルミネの利用でJRE POINTが貯まらない訳ではなく、「請求金額確定時付与」の欄の1000円(税込)ごとに5ポイント付与というのは、ビューカード利用時のポイント積算のことを示していて、これはJRE POINTのステージにおける「その他」に該当するようです。
え?この解釈だと、駅ビルのお買いもので、その駅ビルで発行しているカードを利用すると、JRE POINTのお買いものカテゴリにならないの!?というちょっと意味不明な状態になります。
気になって疑問が解消しなかったので、JRE POINTの問い合わせに聞いてみましたが、はやり上記と同じ回答でした。
実際に買い物をしてみた
ルミネの店舗では、あまり割引サービスの無い、書店やブランド店、メガネ店などが多く入店しており、この各店でもルミネカードの利用で5%オフでの購入が常時受けられます。
今回は、年に数回行われる10%オフセール期間中に、メガネを21,500円分、ルミネカードを利用して購入しました。
ビューカードの利用明細サービス「VIEW’s NET」にて利用明細を確認したところ、21,500円から10%分の2,150円を引いた、19,350円が請求されていました。
次に、JRE POINTのマイページにて「ポイント履歴」を確認することができます。
このポイント履歴には加算、使用したポイント履歴がビューカードの利用実績を含めて表示されます。
ビューカードの利用実績は、利用翌月の15日頃に合計額が一気に加算されます。細かな内訳は確認ができず、何%の還元率の加算があったかは「VIEW’s NET」で確認できるのですが、こちらには19,350円分を含めたほかのポイントが1,000円につき5ポイントの部分で加算されていました(19000円分が対象なので、95ポイントが加算。ほかの支払いがあれば端数も計上される)。問題はこれが「お買いものカテゴリ」の対象にならず、ビューカード利用分として、「その他カテゴリ」の対象になることでした。
ビューカードの利用実績がJRE POINTに反映された翌月15日頃、JRE POINT事務局からメールで「「JRE POINTステージ」達成状況のご案内」というメールが届きます。こちらには半期中に貯まったポイントの合計額が表示されており、前月との差分で当月にどのくらい貯まったかが確認可能ですが、ここにメガネを購入したであろうポイント加算は含まれていないであろうポイント数でした。(差分が95ポイント未満でした)
つまり対象にならないのです。
さらにこのほかに、JRE POINTのマイページの「ポイント履歴」には、アプリやポイントカード、Suica利用時のポイント加算が1件ずつ細かく履歴として残っているのでこちらも確認しましたが、こちらにも利用したメガネ店の名称や19,500円分のポイントが加算された情報は記録されていませんでした…
ルミネで「お買いものカテゴリ」の対象になる方法は?
ルミネでルミネカードを使っても、5%オフにはなるものの、お買いものカテゴリの対象にならないことはわかったところで、ではお買いものカテゴリの対象になる決済方法はあるのでしょうか。
ここで前述したルミネのJRE POINTについてのページに、「ルミネカード以外でポイントは貯まりますか?」の表で、このうち上から2行目以降の「提示付与」「決済時付与」「請求金額確定時付与」に注目します。
縦列の①JRE CARD、②その他ビューカード、③JRE POINTアプリバーコード、④Suicaの4つが示されています。
①JRE CARD
私は保有していないので実際のところ詳しくはわからないですが、おそらく「提示付与」に記載の100円(税抜)ごとに1ポイント付与という部分がJRE POINTステージのポイント加算対象のようです。
②その他ビューカード
今回この記事を書くまで、ルミネカード以外のクレジットカードでルミネでの買い物実績が無かったので、未経験のため後日確認して反映したいと思いますが、こちらもおそらく「提示付与」に記載の100円(税抜)ごとに1ポイント付与という部分がJRE POINTステージのポイント加算対象になるようです。
③JRE POINTアプリバーコード
JRE POINTアプリやLINEのバーコードをレジ脇のリーダーに読み込ませればポイント加算されます。
アプリで利用できるので非常に手軽です。
私が普段ルミネカード以外でメインで利用する方法です。
実はルミネでの利用の多くはルミネカードを利用していません。
というのも、JRE POINTの多くの消費方法は、ルミネ商品券に交換して使用する方法を選んでいます。
このルミネ商品券、24,400ポイントを30,000円分の商品券に交換できるので約23%も高還元で利用できるほか、他の商品券やアイルミネアプリのクーポンとの併用ができるほか、おつりももらえるため非常に使い勝手が高いです。アイルミネアプリとルミネカードを連携させておくことで、年に数回2000円利用で500円分利用できるクーポンも進呈されるので、2000円分を利用する際にクーポン500円を利用することで、商品券2000円を利用すれば500円のおつりが現金でもらえるため重宝しています。一部のルミネにある無印良品でMUJIアプリのクーポンも併用すれば、さらに還元率や換金率は高くなるためこちらを利用しています。
前置きが長くなりましたが、上の例ですと、2000円分を500円のクーポンを利用して支払うと、1500円から8%を引いた1388円分がポイント加算対象のため、13ポイントが加算されます。商品券利用ですが実はポイント加算対象で、かつ「お買いものカテゴリ」の対象にもなります。
24,400ポイントを3万円分のルミネ商品券に交換したときの単純計算ですが、3万円から8%を引いた27,777円分がポイント加算対象になり、277ポイントを加算させることが可能です。
④Suica
駅のコンビニNEWDAYSなどでポイントを貯めるときと同じ方法です。
事前登録が必要ですが、SuicaやモバイルSuicaをJRE POINTの対象に紐づけておきます。
下の黄色いマークのラベルが付いた店舗でSuicaを利用した分のうち、200円(税込)につき1ポイントが加算されます。実はルミネ商品券を利用した場合よりも還元率が落ちるんです・・・
こちらも還元率が低く、割引も無いので、利用したことがありませんが、ルミネをめったに使わない人で、かつビューカードを保有していない人向けのサービスでしょうか…。
ビューカードを保有していない人は、この記事のメインテーマである「JRE POINTステージ」のステージを上げていくのが難しくなるので、あまり利用シーンはないかもしれません。
まとめ
いろいろ検証をしていきましたが、はやりルミネでルミネカードを利用した場合は、ビューカード利用のJRE POINT加算と、ルミネカードの割引は基本通り利用できます。しかしながらJRE POINTステージの「お買いものカテゴリ」の判定には対象になりません。
JRE POINTステージでステージ3やプレミアムを目指している方には要注意の内容なので、記事にしてみました。ぜひ参考にしてみてください。
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